沖縄関係資料室logo

ごあいさつ
西平守晴  郷土・沖縄を愛し、子どもを「未来の命」として慈しみ続けた故・西平守晴が、生前より収集した沖縄関係の資料約4000点を保管・収蔵しています。

 西平守晴は石垣島生まれ。師範学校進学のために沖縄本島へ移り、1942年にヤンバル(本島北部)の国民学校で教壇に立ちました。翌年、海軍に召集され、乗り組んだ巡洋艦は撃沈されましたが、一命を取りとめました。
 戦後、移り住んだ大阪で偶然見つけた豪華本『琉球建築』を月給の3分の1をはたいて購入。これを機に沖縄関係の資料収集が始まりました。1970年代には資料点数は1万件を超え、自宅を改造して開いた「資料室」は多くの研究者たちに利用され、その存在は口コミで広く知られるようになりました。1974年4月には司馬遼太郎氏も訪れ『街道をゆく(第6巻)沖縄・先島への道』にそのことが記されています。
 2001年9月、西平守晴が逝去(享年79歳)した後も、故人の遺志は引き継がれ、増え続ける資料の整理を行いながら、資料室の運営は今も続けられています。2014年にホームページを開設し、遠方からでも資料の検索を行っていただけるようになりました。どうぞご利用ください。


©2014 Copyright by 沖縄関係資料室 All rights reserved.